ワット・ポー -タイ-


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タイルのデコレーションがカワイイお寺

以前ご紹介しましたが、朝、ルーシーダットンをする為に趣いたお寺、ワット・ポー。
このお寺には、敷地内にマッサージの学校があります。日本からも生徒さんが勉強しに行ったりする模様。朝のルーシーダットンにも、学校の名前が書いた鞄を持参してレッスンに参加する日本人の姿が見えました。ルーシーダットンの後に授業を受けるのでしょうか。

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私は時間がありませんでしたので、マッサージ学校でのマッサージ(生徒の勉強になる為、町中でするよりも安いらしい)は体験しませんでしたが、寺院内にはさすが、このような人間の身体の色々が描かれた壁画がたくさんありました。面白いですね。

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チベットでも、チベット仏教僧が同時にチベット医学を納めた医者として活躍していました(現在では、お坊さんでチベット医という人は減っているらしい)。ブッダが医王と呼ばれ、仏教と同時にインドのアーユルヴェーダの知識などが世界各国に流れて行った事について、非常に興味を抱いています。
タイのルーシーダットンも、よく、タイ式ヨガと呼ばれます。おそらくはインドから仏教と共に生命の知識(アーユルヴェーダ)やヨーガも入って来て、タイ独自の民間療法などとミックスされたのだと思います。そういうわけで、お寺にマッサージ学校があり、ルーシーダットンのレッスンをしているのは、不思議でも何でもありません。
人間の心と身体には、切っても切り離せない相関性がある事を昔の人は当たり前のごとく知っていた。そういう観点から、仏教にはまだまだ、人々の役に立てる事はあるのだなと思っています。
っと、ここまできて最後に宣伝になってしまいますが(最初から宣伝しようと思っていたわけではないですが)、我が研究所から発刊されているものといえば、『禅と東洋医学』があります。気になる方は是非ご一読を!