イチョウの大木

紅葉のコントラスト

私の寺の境内には大きなイチョウの木がある。
イチョウは保水性が高く、防火樹としても知られ、昔から社寺の境内等で広く植えられてきた落葉樹である。
年配の檀家さんの話によると、村に小学校が出来た時に、校庭と寺とに1本づつ植えられたというから樹齢は80年くらいになるのだろうか。
秋になると葉は目映い黄色に変わり、紅葉とのコントラストを楽しませてくれる。
庭に敷き詰めたように広がる落葉の絨毯も綺麗なものである。
葉が全て落ちきった先日、10年ぶりに職人さんに枝を切り落としてもらった。伸び放題となった枝からの落葉は相当な量で、水分を含んだ葉の後始末はかなり大変だったが、これで来年の落葉は少しは減って掃除も楽になることだろう。
蹴ちらして まばゆき銀杏 落葉かな 花蓑

来年から掃除が楽かも?!