12月10日まで、細見美術館において、-江戸琳派 抱一・其一の粋-と題して、恒例の琳派展が開催されていた。
今回は、江戸時代の琳派のものばかりが展示されており、酒井抱一・鈴木其一など有名どころから、その弟子達など、江戸の琳派を充分に楽しめる内容であった。
わかりやすく日本の美を海外などに伝えるのに良いのでは・・・などと思いながら見入っていた。
いや、海外のみならず、最近の若者や、日本文化にたいして興味を抱いていない人などでも、すっと入って行ける日本の美だと思う。
ここ細見美術館は、建物自体がとてもおもしろい。各展示室はほどよい広さの部屋に分かれており、展示室から展示室へは、一旦外へ出て階段を下りたり廊下を歩いたり・・・。
一枚目の写真でわかるだろうか。屋上は茶室になっている。
屋上に茶室を作ると、茶室からの眺めは、邪魔なものは見えず、東山の方が借景できる。
うまく考えられているなぁ・・・といつも感心してしまう。茶会などの催しが無い時は、こちらでお抹茶やお善哉などをいただく事もできる。
地下にはイタリアンのお店も。
美しいもので心が満たされた後、お腹を満たす事もできるのだ。