あけましておめでとうございます。
旧年中は我々日本人にとって忘れることのできない一年となってしまいました。
どうか今年は被災地の一日も早い復興とご多幸、そして災害のない年をと心から願うところです。
禅文化研究所は本日より通常通りの業務を行ないます。本年もなにとぞよろしくお願いいたします。
今年は辰年。
龍といえば臨済宗の本山の法堂の天井に書かれる大きな雲龍図が思い出されますが、龍は仏の教えをたすける八部衆の一つで、涅槃図にも人物に龍が巻き付いている難陀龍王や跋難陀龍王が描かれています。また龍神は水を司る神であるため、火災から護るという意味がこめられて、よくお寺に描かれているわけです。
そこで辰年に因んで、これら、禅宗寺院に描かれている龍を参拝して回っていただこうと、京都市内の禅寺で龍にまつわるものを見られるところをリストアップし、このブログや禅文化研究所のWEBサイトで、まもなくお知らせいたします。通常は非公開となっている軸などを見せていただける寺院もありますので、お楽しみに。春や秋ごろには龍巡りバスツアーも計画しています。
また辰年にあわせて、昨年秋にリリースした、スマートフォンアプリ「京都禅寺巡り」では、まもなく「龍巡りスタンプ」機能を追加します。各寺院の龍の画像を電子的なスタンプとしてスマートフォンに登録していくことができる機能です。是非、チャレンジしてみてください。
さて、本日1月6日は二十四節気の第23番「小寒」で、一年を通して最も寒い時期へ突入です。したがって古来より「寒の入り」といいます。明日は七草粥をいただく七日正月ですが、その七草に入れるセリがよく育つ頃でもあります。
子供の頃に聞き覚えた歌が思い出されます。
♪ 大寒(おおさむ) 小寒(こさむ) 山から小僧が泣いてきた なんと言って泣いてきた 寒いと言って泣いてきた ♪
ところが、この歌詞、童歌だけあって地方によって歌い方が違うようですね。あなたのおぼえている歌詞はどんなですか?
お正月あけ、どうか風邪を引かれませんように。