節分会、そして立春 ―二十四節気―


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まずは自坊で満開の蝋梅から。
今日は節分。各地で節分会が行なわれていることでしょう。
禅文化研究所事務局長が宗務総長の重責を勤められる嵯峨・天龍寺でも、今日は節分会です。朝8時から午後5時までのようですから、お近くの方は参詣されては如何でしょう。
福笹・絵馬授与/ 大福豆撒き(午前11時30分ごろ・午後1時30分ごろ・午後3時30分ごろ)/節分大茶会(裏千家淡交会)/書道・絵画展(嵯峨・嵐山・広沢小学校、嵯峨中学校)/甘酒無料接待など、楽しそうな行事があります。
局長は後日、この大福豆を職員にも配ってくださるので私もいただくのですが、とても美味しい豆で、毎年元気をいただいています。
そして節分の翌日である明日は二十四節気の第1「立春」です。今年は西高東低の冬型の気圧配置が長く続き、東北から日本海側を中心に大変な大雪に見舞われているようですが、暦の上ではもう春。豪雪地帯の方々にはもう少しの辛抱ですので、どうか事故のないようにお過ごし頂きたいと思います。
立春の早朝に曹洞宗の禅寺では祈祷会を行ない、「立春大吉」と書いて三宝印を押した札を山門等に貼るようで、檀家さんにも配布したりされるようです。
この曹洞宗の風習は、道元禅師がある立春の日、五色の瑞雲を修行者たちと共に見られた時に、「大吉祥」と喜ばれた故事によるとのこと。どおりで臨済宗では見たことが無いはずです。
どうか、今年の春には、世界中に、災難のない、大吉祥なうららかな日々が訪れますように。