春夏秋冬、日本には何らかの花が咲いているわけなのですが、春が近づき、梅の蕾がほころび出すと思い出す禅語があります。
不審花開今日春(いぶかし はなひらく こんにちのはる)
不審とは、いぶかしく思う心、不思議だなぁ……と思う心なわけですが、花が一輪開くのを見て、生命の、大自然への畏敬の念を持つ心、今という時を大切に思う心、その心を、尊いなぁと思います。
この、生命への尊厳を忘れぬ心を我々一人でも多くの者が持っていられたなら、自然環境を傷つける事も無いのだろうなと思います。
そんな事、あんな事に思いを馳せながら、禅文化研究所から皆さんに色々と禅に関すること、ものをお届けしています。
日本人の精神性の深いところに影響を及ぼしてきた禅の哲学、世界観。
この度4月より、活動の公益性が認められ、公益財団法人となります。
響く人、響かない人、響く時、響かない時、それはもう色々でしょうが、「継続は力なり」。
発信し続けてゆきたいと思いますので、今後ともどうぞ宜しくお願い致します。