羽釜で炊くごはん


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私ごとですが、ヨガを始めた事、また、昨年3月11日の大震災をきっかけに、少しずつ自身の生活が変化しています。食べる物の選択はもちろんの事、それを作る過程にも……。
炊飯器を使うのをやめて、土から作られた陶器の羽釜を使い始めました。
自然界に存在する土を使い、一つ一つ職人の手によって心を込めて作られた美しい物を使うという事は、日々のくらしに本当の意味で潤いを与えるな……としみじみ感じています。
単純に、“気”持ちが良いのです。
台所でごはんを炊く際にも、美しい織部釉の釜や分厚い木の蓋を見て、湯気があがる様を見ていると、温かく柔らかい心持ちになれます。
意識が変わるという事は、自分の周り、世界が変わってくるのだなと思う出来事の一つです。
お釈迦様は、自分を変える事で、世界の見方や周りを変える事ができるという所を説かれましたが、自身で日々色々と試してゆくと、そこのところが実感できるのだなと思った次第です。