医療費雑感

先月いただいたお給料。
またもや健康保険料が上がり、わずかばかりではありますが、手取りが減っていました。
最近よく考えるのです。
お年寄りが病院通いをするのが日課のようになっていたりします。それが彼らの健康や精神を支えて、毎日の楽しみとなっているのを否定してはいけないのかもしれません。
ですが、本当に必要で通っている人は何人いるのでしょうか。
病院でいつも来ている人をみかけないと、「あら、○○さんみかけないねぇ。どこか悪いのかねぇ?」。 
おかしくはないでしょうか?
現代人はことに、自身の身体の事についてよくわかっていないと思います。
色々な意味で、“自然”から切り離された生活。身体に何か起きれば、それを静かにみつめ、原因を自分で追求するよりも、とりあえず医者に薬。
何かにつけて、便利なものに頼りすぎている生活。もちろん私も例外ではないでしょう。
医者や薬が全く必要ないと言っているのではないのです。ただ、国民の一人でも多くが、自己管理という事をもう少し自身でできるようになれば、莫大な医療費の負担は軽減され、悪循環は減るのではないかなと思う次第です。
そんなこんなに、仏教や禅は、大いに貢献できると私は思っています。
仏教の考え方、坐禅、呼吸法などは、身心を健やかにする為にあると言っても過言ではないでしょう。
先ほどの、病院通いのお年寄りの話ですが、これが、お寺通いになると良いのになぁ…と思っています。依存させない、でも頼りにしてもらう……というのは難しい事なのでしょうが。
最後に、本日の話題にかこつけて、研究所の本のご紹介。 『禅と東洋医学』。 こんな本も出版させていただいております。
宜しくお願いします。