光明寺 二王門 -京都府綾部市-


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4月22日、まだ雪が残っていました。


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599年、聖徳太子による開創と伝えられる光明寺です。本堂と二王門は少し離れた場所にありますが、せっかくの綾部行きでしたので、暴風雨で折れた枝木の舞う中訪れてみました。
人里離れた山中にあるこの寺院。昔は大寺院だった事が偲ばれます。役行者さんが修行したとも伝えられているそうな。
ですが、明智光秀の丹波攻めで焼き討ちにも合い、衰退したようです。

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車で行き着いた本堂から、このような山中を下って、国宝の二王門へ。

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案内札によると、「この二王門は、永年風雪に耐えてきたため大破寸前の状況であったが、昭和二十五年から解体修理を行い、宝治二年戊申(1248)の墨書銘と棟札との発見によって鎌倉時代の建築であることが明らかになりました。修理は、なるべく古材を用い、用材はほとんど杉材であります。屋根は栗の板で葺いた栩葺(とちぶき)で全国的にも珍しく、三間一戸二重門の均整のとれた姿であります。府北部唯一の国宝建造物で、昭和二十九年指定されたものです」との事。
一見の価値ありです。

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