立夏 ―二十四節気―

まずはお詫び。今年の立夏は5月5日子供の日で既に過ぎ去っておりまして、5日もたってから、立夏のことを書くのも憚られますが、先日書いたように連休中には授戒会に行っておりましたため、うっかり失念しておりました。まぁ、次の小満がくるまでは立夏の最中だということで、お見逃し頂ければ幸いです。


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さて、はや立夏です。夏を感じる季節になりました。水田に水が張られると、今までひっそりしていた田んぼでは蛙の大合唱が始まります。水田の上を滑空するツバメの親たちは、せっせと虫を捕まえてきては、雛に与えています。また筍のおいしい季節でもありますね。
この水田の上を風がわたって、涼風がやってきます。毎朝通勤で走る水田の中の畔道を自転車で駆け抜けると、まるで湖面を滑るように走っているような気分にさえなり、心も清々しく感じます。
カラリと晴れた青空、そこに吹く一陣の風。風に吹かれながらも、その風といっしょになって、何かを考えることさえも忘れ、とらわれることもない。つねづね、そんなふうに、心を自由にして生きていけたらと思います。
禅語にも「薫風自南来」という言葉が禅語があります。こちらも読んで頂ければと思います。