東林院の沙羅双樹


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妙心寺塔頭の東林院は、沙羅双樹の花を見ることができるので有名です。
ちょうど今、梅雨のさなかに白い花を咲かせ、一日でポトリと落ちてしまう沙羅の花は、平家物語の一説でもよく知られていますね。

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今年は毎年より1週間ほど遅めの開花のようですが、毎日、いくつかの花を咲かせては、緑でやわらかな苔の上にポトリとまた一つ花を落していっています。
近年まで太い古木があったのですが、残念なことに枯れてしまったとのこと。これも盛者必衰のことわリですから致し方有りません。



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山門前には紫陽花もきれいに咲いていて、団体で見えていた参拝の方々も、おもわず感嘆の声をあげておられました。梅雨は雨でジトジトしますが、こうして木々は瑞々しくとても美しく感じられます。

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沙羅の花も、まだもうしばらく咲いているでしょうから、お近くにお越しの際は、妙心寺山内の東林院さんへどうぞ。
こちらは、スマートフォンアプリ「京都禅寺巡り」(iPhone版は7月ごろリリース)にも含まれているお寺で、アプリのパンフレットを参詣者にお配りいただいています。