上司が自坊の花自慢をしておりましたので、それなら研究所に持ってきていただきたい!とお願いをしましたら、たくさん持ってきてくれましたので研究所は花ざかりです。
玄関には上のとおり、私が持参しました大好きなクレマチス。あっちが咲いたりこっちが咲いたりしますので、花が咲くたびに向きを変えたりします。
花器は掛花入で、友人からの誕生日プレゼント。丹波閑心窯の大杉康伸作です。美しい窯変が良い景色で、細長い花器ですので、垂れ下がるような草花を生ける時によく使います。
少し葉を処理してあげて、残ったものは下のように遊んでぐいのみ(伊賀土樂窯・福森道歩作)に生けたりします。陶器の人形は石原稔久作、お盆はミャンマーを旅した時に求めたキンマ(ミャンマーの伝統的な漆工芸品)です。
「看脚下」なのに、涼しげなやまぼうしの花に心奪われてしまいますね。
そして、通りすぎてしまいそうになりますが、書架のこんなところに。
セイロンランティアというそうです。下に敷いているコースターは、バングラデシュの伝統工芸刺繍で、ノクシカタといいます。
そして最後に八重のどくだみ。かわいくて私もよく生けますが、どうもあのニオイだけは耐えられません。昨年訪れたベトナムでは、皆さん生でぱくぱく召し上がっておられました。慣れるとやみつきになるそうです。
お花があると良い気が流れて、ほんとうに心地よいものです。花の無い生活は考えられません。
ではまた来週。