昨日の続きです。
こちらは、赤穂四十七士の供養塔がひっそり佇んでいます。
供養する方がなくなった無縁塔は、こんなにうずたかく積まれていて、いかに無縁塔を大事にされているかがよくわかるでしょう。
古い切り株には1円玉が年輪にそって埋め込まれて供えられていたり、通称お化粧地蔵とよばれるこのお地蔵さんには、ふと気が付くと誰かがお化粧をほどこしてあげているとか、涼しい木立の中を歩くのは、まったく苦になりません。
奥の院のすぐ近くには、屋外にこのような施餓鬼棚があり、私たち臨済宗の施餓鬼棚とは一風かわった、お供えの野菜に目を奪われました。
奥の院は撮影禁止のため、写真がありませんが、その厳かな空気に包まれて、また真言宗の独特の読経に聞き入り、しばらく目を閉じて空気や音を感じて坐らせてもらいました。
天空の宗教エリア「高野山」。
まだお参りになったことのないあなたも、是非一度行かれてはどうでしょう。