宍道湖から望む夕景
先日、友人宅での松田高志先生によるお勉強会にて、鈴木大拙先生のおことばが登場しました。
「人生 ママナラヌコトニ出遇ハナケレバ 道ニ 契(カナ)フコトハ出来ナイ」
ママナラヌ事の真っ只中にいる時はそんな事を言われても何がなんだかわからないでしょうが、喉もと過ぎて振り返れば、そうなのだなと心底思えます。
ママナラヌ事に遭遇しても、「ありのまま」を受け入れる事で道がパッと開ける。
この日は、「ありのまま」・「事実唯真」についてのお話の会でした。
人間はなかなかに、自分の事に関しても、周りで起こっている事に関しても、ありのままにとらえる、ありのままに見るという事ができない、素直になれない、何か勝手に自分自身でヴェールをかぶせてみたり、歪んで見てみたりするようです。
ただただ、”見る”。
このあたりの”ものごとの見方”に関して、禅宗の祖師方や老師からヒントを多々いただいている気がします。