初釜


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1月といえば、茶の湯を稽古する者にとっては楽しみにしている大切な行事、初釜があります。
師匠と、師匠に師事するお仲間たちとで、一年で最初の茶事の席を楽しみます。
昨今、茶の湯における懐石料理が豪華になりすぎる事に批判的な方もいらっしゃいます。
私も確かにそれはどうなのか……とも思うのですが、料亭で行なう茶事は、それはそれとして、新年の慶びと、社中が一堂に会する喜びを分かち合い、華やかで楽しくも、新たにこの1年の稽古の精進を誓うに相応しい、気がひきしまる場として受け止めています。
ですが、一度、流派関係なく、茶の湯を稽古する友人達と、一汁一菜のシンプルな料理をいただいた後で、濃茶薄茶をいただくような会をしてみるのも、自分たちの精進の為に良いのかもしれないな……と思ったりもしています。今年の目標ですが、いつ実現しますでしょうか。