茶人に学ぶもてなしの工夫


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鼓月 京の離宮

2月ですね。もう今年に入って一ヶ月が過ぎ去りました。早いものですね。
今月も宜しくお願い致します。
さて、何で読んだのかは忘れましたが、ある人が三千家どちらかのお家元に伺うと、俵屋吉富さんの雲龍(有名なお菓子です)が、茶巾搾りになって出されて、感動したと……。
雲龍が切られてそのまま出てきたのなら、あまりに知った菓子という事もあり、「あぁ、雲龍ね」で終わるところが、茶巾搾りとなって出てくると、「え、あの雲龍ですか!!!まぁなんと!!!」となりますね(俵屋吉富さんにはちょっと申し訳ない気もしますが……いただき方のバリエーションとして…)。
茶人のこういった工夫、見習いたいところです。
ちなみにこの雲龍、相国寺さんと大いに関係があるのですね。
前置きが長くなりましたが、先日の研究所のお菓子が、雲龍ではないのですが、鼓月さんの“京の離宮”という菓子でしたので、茶礼の時間にはいただかずに、家に持って帰ってさっそく実験してみました。
うずまきを出すように搾るのが良いのか、白い部分を見えるように搾るのが良いのか…。
写真ではわかりづらいのですが、なかなかにかわいらしい茶巾搾りができ、毎夜の抹茶時間がさらに楽しくなりました。
色々な菓子でできそうなので、これからもやってみましょう。皆さんも一度お試しになってみてください。

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白を表面に


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うずまきを表面に

*蓮弁小皿 福森雅武作