『「ブッダを読む人」は、なぜ繁盛してしまうのか』清水克衛著


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以前のブログでも取り上げさせていただいたのですが、書店「読書のすすめ」の店長・清水克衛氏の著書、『「ブッダを読む人」は、なぜ繁盛してしまうのか』を、今頃拝読しました(申し訳ないです。上司は以前読んでいましたが、私は読んでいませんでした)。
実は、この本の中で、弊所の『愛語』(山田無文著)を紹介していただいているのです。有り難い事です。
そもそも私は、例えば就職活動をする際にも、虎の巻であるとか、ハウツー本の類を読んだところで、自分以上のものが出せるはずも無く、ノウハウを知って小手先で挑んだ面接で内定をくれるような会社へは行く気もない。と、思っていました(生意気ですね……)。
正直申し上げると、この本も、”その類のハウツー本”なのかしらと思っていました(本当にすみません)。
私の場合、最近、”仕事”というものについて考える事がよくあり、さらにお釈迦様の大ファンという事もあって、ふと読んでみようと思ったわけですが、ちまたに溢れているハウツー本とは一線を画した本である事がわかり、目から鱗なのでした。
お釈迦様の御教えの実践は小手先ではできませんし、この本を読んで少しの間実践してみた所で簡単に成功(清水氏は、成幸と仰っています)が手に入るわけでもないでしょう。
この本を読み、また、この本に紹介されている多くの本を読み、よき教えや考えを自分に刷り込んで、取り込んでゆき、実践し、日々己に向き合っていってこそ、その先に成幸(繁盛も)があるのだと思いました。
それこそ、その積み重ねで、この本の副題にもある、-オーラが良くなる-事ができるのでしょう。
そして、私がすごいと感じたのは、この本が2008年に創刊されている事です。
大震災を境に、世間では同じようなことを謳う人や本が多々でてきていると思いますが、この本は2008年創刊でありながらも、今読んでも”新しい”と思えるような本なのです。
名著は古くはなりませんね。お釈迦様の御教えも、常に新鮮だという事ですね。
こちらで紹介されている本にも、気になる本が多々ありましたので、これから一冊ずつ読んでゆき、オーラの変化を楽しんでみる事にしましょう。
どなたにでも興味深く楽しんで読める本です。
なんとなく、何がというわけでもなく行き詰まっている方にも、オススメします。