昨日の”寄り道”にひきつづき、今度はお昼休みにお邪魔してきた法金剛院さんのご紹介。
そう、花園駅すぐ近くにあるこのお寺、お昼休みに拝観に行って帰って来る事が可能です。
なんと優雅な昼休みでしょうか。昼休みにも、やはり”お寺”です。
京都では珍しく、唐招提寺に属する律宗のお寺。
藤原璋子・待賢門院が復興に尽力した寺で、平安時代ならではの極楽浄土を模した庭と、四季折々の花が美しく、”関西花の寺第十三番霊場”となっています。
花ばかりか、数多く残る仏像もそれは見事で、本尊阿弥陀如来、文殊菩薩など、平安時代の仏を拝み、この庭を眺めれば、しばし平安貴族の世にタイムスリップです。
そして、十一面観音巡礼をしている私としては、こちらにおはします観音様の瓔珞の美しい事にしばし昼休みである事を忘れて拝んでいたのでした。蓮の台座にまで瓔珞が……。荘厳です。
もちろん、桜も枝垂れはもう満開。待賢門院を深く思慕したと伝わる西行さんも、このお寺へはよくおいでになったとか。その頃の桜はどのようであったか…と、桜を愛した西行さんをも思います。
ここの所、曇りや雨の日が続いていますが、晴れましたら次はどちらへお邪魔しようかと楽しみにしています。