彦根の一本桜


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桜の話題が続いてしまっていますが・・・。
滋賀は京都より少し遅めに開花したので、もう少し楽しめるところもありそうです。
爆弾低気圧のせいで暴風雨の過日の土曜日でしたが、彦根城は多くの人で賑わっていたようでした。
その彦根城を横目に私が向かったのは、彦根城主井伊家の菩提寺である龍潭寺とその隣にある井伊神社。この両寺社にはそれぞれあまり知られざる一本桜があるからなのでした。
どちらもちょうど石田三成の居城であった彦根の佐和山城址の麓にあります。
まずは、人っ子一人いない龍潭寺へ。静岡にも井伊家の菩提寺の龍潭寺がありますが、関ケ原の戦いで勝利した井伊家が徳川から与えられた佐和山城の麓にも、菩提寺として龍潭寺を建築したのが、このお寺です。
山門をくぐったところにお目当ての枯木の枝垂れ桜があります。

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彦根城などのソメイヨシノは満開なのですが、この桜はまだ3分咲きといったところでしょうか。桜よりも青々した苔に目が奪われるほどです。
この様子では見ごろはあと1週間後ぐらいでしょうか。4/13~14の土日ごろに訪ねられるといいかもしれません。

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この龍潭寺には、小堀遠州作の庭園があるのですが、これはまた後の機会に。
つづいて龍潭寺の北側に位置する井伊神社に足を運んでみました。

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井伊神社もひっそりしていて、他に参拝者はいませんでした。立派な鳳凰の彫刻の入った社殿はだいぶ傷んでいて、立て看板によると彦根市が修復を始めているとのこと。左傍らに小さな新しい社殿が建っており、御神体はすでにそちらに御遷座されているとのことでした。

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その社殿の脇にある一本桜はごらんのように見事な枝ぶりで、小雨の中でしたが満開でした。
この桜を目当てに何人の人が来ているのかはわかりませんが、井伊家の栄華を物語るような立派な桜を満喫しました。

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