白い象のタクシー


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HPよりお写真拝借しました

京都にも色々なタクシー会社があります。
有名なのは、ヤサカグループのタクシー・四つ葉のクローバー車両。
“見かけたら幸運が訪れる!”と、ひとたび道路を走れば皆の携帯(カメラ)がその車を追いかけます。
四つ葉のクローバーも良いのですが、私が最近気になっていたのが、よくみかけるようになった、”白い象さんのタクシー”です。
“白い象”ですよ皆さん。こちらのタクシーのマークは全てが白い象なわけです。何千車に数台というわけではなく、もれなくどの車両も白い象。……しつこいですね。
『方広大荘厳経』などの説によると、摩耶夫人が、六本の牙をもつ白象が胎内に入る夢をみてシッダールタ(お釈迦様)を身ごもったとされ、吉祥の兆しでもあり、おめでたいものなのです。個人的には、白い象のタクシーの方が有り難いと思えてなりません。
先日ちょうどこのタクシーに乗る機会がありましたので、運転手さんに「社長さんは熱心な仏教徒ですか?」とお尋ねしてみましたところ、それはわからないとの事でしたが、何せ象がお好きならしく、色々な象の置物を集めておられるのだとか。かなり興味深いですね。
「象の大きな広い背中にのるような安心感をお客様に」。洛東タクシーさんでした(念の為、回し者ではありません・禅文化研究所とも何ら関係ありません)。
コーヒーフレッシュやシロップなどを製造されている、”スジャータ めいらくグループ”さんの”スジャータ”も、お釈迦様の苦行後に、乳粥を施した女性、あのスジャータからきているようです。
仏教に関係する名前の会社や会社のシンボルマーク、まだまだ探せそうですね。
*ブログ禅 サーバーメンテナンスの為、来週の22日月曜日・23日火曜日の記事はおやすみさせていただきます。24日水曜日より再開致しますので、ご高覧のほど、宜しくお願い致します。