皆様こんにちは。
思った以上にメンテナンスに時間がかかってしまい、忘れられてはいないかと心配になるほどでした。ご迷惑をおかけ致しました。
今後ともどうかブログ禅を宜しくお願い申し上げます。
さて、私事ですが、二十日土曜日に、建仁寺さんへお邪魔して参りました。
開山栄西禅師のご生誕慶讃法会・四頭茶会(よつがしらちゃかい)にお邪魔する為です。
少しばかり寒い一日でしたが、お天気にも恵まれ、東山の新緑も美しく、表千家・裏千家・煎茶席の亭主の御心入れもすばらしく、楽しい学びの一日となりました。
いただきましたパンフレットより、四頭茶会をご説明させていただきますと……
【四頭茶会とはどんなものか】
四人の正客に準じて相伴客がお茶をいただく、広間での作法と思えばだいたい近いようです。お点前と菓子のお運びなどは、四人の寺僧によって行い、その役名を供給(くきゅう)といいます。正客と相伴客がそれぞれの所定の位置につくと、侍香(じこう)という役の僧が入堂、正面ご開山の画像の前で一香を献じ、中央卓前へ退いて、左右両手で一度ずつ焼香して、席を清めます。供給の僧は縁高に入った菓子と、お茶が入れられた天目茶碗とを運び終われば、各々の客の前でお点前を行います。正客の前では胡跪(左たて膝の姿勢)、相伴客の前では立ったままで点前します。
【由来】
中国の宋・元の時代、比較的大きな禅宗寺院で行われたもので、鎌倉時代に日本へ禅が伝えられると流行し、室町桃山時代以降、さかんに用いられた作法です。禅宗寺院内の修道行事、法式、作法等を規定した清規(規則)に従うものです。
決められた型・作法どおりの動きとは、なんとも美しいもので、拝見しているこちらの背筋も正されるよう。
日々の茶の湯の稽古においても型を習っているわけですが、そこがまずできるようになってこそ、心も入ろうというもの。ここで学ばせていただいた空気を、自身の稽古にも生かしたいと思いました。
今年はなにやら10月にも大茶会があるのだとか。楽しみですね。
その前に、5月8日より始まる、「細川護熙 襖絵と屏風の世界」にもお邪魔しなくてはなりませんね。皆様も是非。
臨黄ネットの、栞いろは歌の栞に、四頭茶会の写真がありますのでご紹介しておきます。
日々是好日