京都国立博物館・狩野山楽・山雪の展観にお邪魔してきました。
紆余曲折ありながらも、常に強力な外護者を得て、当時高価な顔料もふんだんに用いた、色鮮やかで力強い描写に圧倒される人が多い事かと思います。
が、やはり、「あぁ、良いものだなぁ……」と心から思うのは、墨一色で描かれた禅画。“雲門体露金風図”や、“達磨梁武帝会見図”には殊の外惹かれたのでした。もう少し、一般の方にわかりやすいこの画の解説があれば、より一層面白く拝見できるのにな…と老婆心ながら思いました。
?と思い、帰ってから御自身で調べる方はどれくらいいらっしゃるでしょう。
妙心寺さん関連のものがとても多かったですね。これだけ一度に拝見できる機会はそうは無いと思いますし、普段公開されない塔頭の所蔵品も多く出展されています。眼福の極み。
5月12日(日)まで。
臨黄ネット“禅語”より 体露金風
ブログ禅 えしん先生の禅語教室より 不識