先日、恩師の退任パーティに出席しました。
変わらぬ笑顔の恩師を囲むと、
古希を控えた先輩方から今春卒業したばかりの後輩まで
一様に学生の顔に戻ってしまうのは何とも不思議です。
さて。
そんな風に素直な学生の気持ちで拝聴したせいか、
壇上での恩師の挨拶は大変印象に残りました。
以下、要約させて頂きますと……。
世の中には流れというものがあって、
人間はいくら力を蓄えようが
これに乗れない場合はどうしようもない。
しかも、その流れは何時くるかわからないし、
もしかしたら一生こないのかもしれない。
くるかこないかすらわからないけれども、
わからないからといって何の準備もしない人は
いざ好機が巡ってきた時にも対応できない。
だから人生は、どんな時期であっても
「今の立場でできること」にコツコツ取り組み続けていく
しかないのです。
自ら実践してこられたM教授に改めて敬意を表すとともに、
見えない先のことが少し不安になった時に
ぜひ思い出していただきたい言葉として
ご紹介させて頂きました。