水の離宮 ティルタガンガ -Bali-

 

130620-1.jpg3回目となりますBali日記。
バリ島の東部カランガッセムに残る水の離宮・ティルタガンガのご紹介です。

バリというと、海のイメージが強すぎますが、実はバリ島最高峰、アグン山から流れ出る川や、湧き水が豊富で、水といえども海ばかりではないのがこの豊かな神々の島の特徴です。

海も大好きなのですが、今回は海でのアクティビティは置いておいて、聖水にて清められたいとの思いが強く、そんな私の思いを察してか、バリヒンドゥー総本山、ブサキ寺院を参拝した後に、このティルタガンガへとお連れいただきました。

130620-2.jpgティルタガンガ。すなわち、「ガンジスの水」。
今も水がこんこんと豊かに湧き出る所には寺院が建ち、その源泉は、ガンジスの水と呼ばれるのもさもありなん、儀式のための聖水として使われるのだとか。

また、王家の週末の離宮として建てられたこの水の宮殿には、湧き水を貯めた大きな池(プール)が2つあり、昔は王家の人々しか使えなかったのが、今は地元の人にも解放され、我々外国人でも入る事が可能。

無料で入れる方のプールは、地元の子ども達で賑わい、身を清める…というよりは、まるでゴージャスな市民プールのよう……。
私はお金を納めて、人がいない方に貸しきり状態で泳がせていただきました(海外からの観光客は少なく、中でも沐浴する人はほぼいません)。最初冷たく感じる湧き水ですが、まろやかで肌に優しく、身体を浸しているとあたたかくなってくるほどなのでした。エネルギーある大地から湧き出した恵に身体をあずけ、至福のひとときでした。

130620-3.jpg帰国後、色々な方のブログを拝読すると、苔もはえているし、日本人が入るのはやめたほうがいい、水を飲めばお腹をくだす…と散々な書かれようでしたが、そう思えばそうもなるもので、少なくとも私はお腹も壊しませんでしたし、とても心地よい沐浴を楽しめました。
せっかくこちらまでゆかれるのであれば、是非とも信ずる心をお持ちの上で、お入りになられる事をオススメします(ただし、お腹を壊されても責任は取りません)。