インドネシアの手仕事 vol.1 -Bali-

職員によるバリ日記。

130628-1.jpgどこの国へでかけて行っても気になるのが、その国の手しごと。
なにげなく使われている籠、水瓶、箒、陶磁器。あらゆるものが気になります。

上写真(grass house Bali)の籠は、蚊よけの為に燻す枯葉をためておく籠。上に乗っている箒は、なんとヤシの葉の葉脈の繊維で作られた箒。これが、適度な弾力を持ち、しなり具合抜群で、もしや竹ぼうきを上回るのではないか?!と思うほどに枯葉集めに最適なのです(もちろん買って帰りました、我が家ではインテリアとして反対向きに置いて飾られていますが…)。

130628-2.jpgもう一つ、この素焼きの器。お香を焚く為に使われていましたが、実はバリヒンドゥーの寺院へのお供え物をする為の台なのだとか。変に凝った物よりもシンプルで嫌味が無く、素敵なのです。

そんなこんな、バリでは普通の生活雑貨。地元の方々が訪れる市場でたくさん売られています。その中から良い物が無いか物色する為にでかけてみました。

130628-4.jpg魅惑的な手しごとによる品が、溢れんばかり。

130628-5.jpg3つ購入して1000円しませんでした。仕事が丁寧で、工夫がある物を選びました。
籠ばかりを売る店でも、少し仕事が雑な店と、丁寧で工夫のある店、それぞれに特徴があり面白いものです。上の3つは全て同じ店で購入です。

130628-6.jpg細やかな仕事。一体どのように編んでいるのか……。とても美しく感動してしまいます。
この籠は台がついて少し高さがあるので、フルーツや野菜などを置いておくのにちょうど便利です。日本の台所にもしっくり馴染んで、既に落ち着いています。

自国の文化や手しごとを敬う気持ちは、他国に行ってそれを観る目を養ってくれています。