日中両国の禅僧らが修行を通して相互理解を深める、第10回日中禅僧交流(過去の交流についてはこちら)のため、6月23日、河南省少林寺、白馬寺などから4名の中国僧が来日した。
本交流は研究所が事務局を務める日中臨黄友好交流協会と日中韓国際仏教交流協議会(事務局・清水寺)が共催で行なうものである。
一行は2班に分れ、岐阜県虎渓僧堂と京都府円福僧堂で日本の雲水(修行僧)とともに修行体験を行ない京都に集合、比叡山延暦寺で一泊の修行体験をしたのち、京都で報告会を行ない、7月2日に帰国する。
翌24日、2名の中国僧を連れて虎渓僧堂へと向かった。到着後、山門で香を焚き山内へ。山内寺院、世話方の雲水と共に茶礼、打合せを行なったのち、諸堂を見学、最後に禅堂に安単した。終始穏やかだった中国僧の顔も、禅堂に入ったとたん、緊張した面持ちに変わった。
5日間の体験の成果を上げてくれることを願いつつ、寺を後にした。