鳴門の渦潮 -淡路島より-

 

130729-1.jpgかなたに見える渦潮を観に

淡路島を訪れました。
小学生の頃、親に連れられて観た鳴門の渦潮。
その時の記憶はあまり無いのですが、大人になってから観るのもまた良いだろうという事で、淡路島から出ている船で見学する事に。

これが、予想をはるかに超えて素晴らしいもので、ここ最近で一番の感動と興奮を覚えました。
子どもの頃の実体験も貴重ですが、様々な人生経験を経てから感じる大自然の織り成す美、力強さには、子どもの頃とはまた違った感動がありますね。

130729-2.jpgブルース・リーが語った、禅的とも言える「水」に関する名言の数々を思い出してみたり、長く修行を続けてきた雲水が、この渦潮を観た途端に大悟するという事もあるのかもしれないなぁ……、などと妄想してみたり。はたまた、「なるほどこれほどの波にもまれていたら、鯛が美味しいと言われるのも頷ける」と、このあたりの魚介類に思いをはせてみたり。

130729-3.jpgたまたま淡路島の方に教えていただいた、一番小さなこの船で見学したのも良かったのだと思います。鳴門側からのクルーズもありますし、淡路島からも違う船が出ていますが、この船をオススメします。
大型客船とは違い、たった6人で貸切状態。渦潮の中にまで入って行ってくれるのです。
この日この時間の渦は、調べて行った甲斐もあり、最高に素晴らしいと船長さんの太鼓判も。

130729-4.jpg太平洋側から瀬戸内海側に水が流れ込みます

大人が心底感動していれば、子どもにも必ずや伝わるはず。
夏休みを迎えたお子さんを持つお父さん、お母さん、長い夏休み色々と大変かと存じますが、良寛さんのごとく自身が楽しみ、喜び、頑張っていただきますようお願い申し上げます。

130729-5.jpgヘリオス号