想像という名の翼

研究所に来て初めての夏を迎えました。夏といえば夏休みの自由研究ですが、朝顔の観察と工作は現在も定番なのでしょうか。
さて本日は、最近出会った素敵な制作物のご紹介です。

まずこちら。

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竹で作られているそうです。デフォルメ具合が絶妙ですが、制作者を聞いてむしろ納得しました。お作りになったのは、現役の雲水さん(おかしな言い方ですが)だそうです。さすが、日頃の行き届いた観察が作品に表れているのでしょうね。
なんでもこの僧堂では、夏の施餓鬼の際に工作大会が行われるとのことで、作品制作にあたっての唯一の条件は、「僧堂内にあるものだけを使用すること」。竹や廃材、包装紙などいったん本来の役目を終えたモノが、雲水さん達の想像力によって蘇った作品はいずれも素晴らしく、感心するばかりでした。

想像力といえば、この作品もぜひ。

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「PIECE of PEACE」という展覧会に出展されている金閣寺。本展は、デンマーク生まれの知育玩具・レゴブロックで制作された世界遺産を集めたものですが、もう10年も続いている人気の催しであるにも拘わらず、私がその存在を知ったのは(大変残念ながら)つい最近のこと。実見の機会にはまだ恵まれませんが、いつか拝見したいとワクワクしています。

金閣寺に関しては内部まで再現されているとか。

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他の作品も、こちらで見ることができますよ。「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」も既に公開されています。
PIECE of PEACE

 

不器用さがコンプレックスで、大きな工作に挑むこともなく夏休みを重ね大人になってしまった私ですが。さて今なら何をテーマに取り上げるかしら。
生き生きとした作品に接し、少し前向きに夢想しています。