いつも楽しみに足を運ぶ高麗美術館(京都市北区)。
企画展 朝鮮文化と京都-高麗美術館コレクションに見る「韓流」の歴史-
2013年8月17日(土)~10月14日(月・祝)
が開催中です。
毎回、“気”の良い韓国の美しいものに心底うっとりし、静かな心になり館を後にするのですが、今回は京都との様々なつながりを詳しく知り得て、興奮してしまいました。
大学生時代、家人から、「美しいでしょ?」と、見せられた本にあったのは、李朝白磁の壺。
以来、京都の骨董屋さんなどをうろうろし、いろいろと見てきましたが、なぜこんなにも自身が朝鮮文化に惹かれるのか、、とよく考えていました。
その答えは明白で、古くから渡来人が日本文化に多大なる影響を与えてきた事を思えば、私のDNAにも深く刻まれた記憶が、惹かれざるを得なくしていたのでしょう。
そんなところをはっきりと自覚させてくれるような展観だったのです。
そして、今回初めて拝見した、朝鮮綴。
世界中には、数多くの染色や織物の技術が伝わっており、大切にされてきた名品が今も各国で見られますが、朝鮮綴の品格と美しさは、群を抜いていると思いました(個人的な感想ですが)。
なかなか見る機会が無い物だと思いますので、この機会に是非、ご覧になってみてください。