毎月ポストに投函されている“きょうと府民だより”。
なにげなく見ていると、「ん?この人知ってるなぁ・・・」という方が紙面に。
数々の茶会でてきぱきと下足番を担当されていたり、かと思えば料亭に出没して配膳をされていたり・・・。
あまりにあらゆる所で遭遇する為、「よくおみかけするけれど、いったい所属はどちらなのだろう?!」と思っていた方でした。
それもそのはず、“配膳司”という専門職があったのです。全国広しといえども京都ならではのお仕事ですね。
いつもあまりにてきぱきしていらっしゃり、茶会で草履を預かっていただいた時にも、番号札を渡さずともさっと草履が出てくる事もしばしば。御年80歳と書いてあり、驚愕の事実でした。
オリンピック誘致スピーチで語られた、日本独自の「おもてなし」の文化が話題となっていますが、まさにそのおもてなしについて見習うべき所が大いにある“配膳司”のご紹介でした。