所用で長崎へと行っておりましたので、空いた時間はもちろんお寺めぐり。
長崎といえば、黄檗宗の四福寺が有名です。
崇福寺、興福寺、福済寺、聖福寺。そのうちの聖福寺を訪ねてみました。
中国風の文様や吉祥を意味する意匠が随所にみられ、多くの唐人がこの長崎で暮らした時代に思いをはせていると、ふと自分はどこにいるのだろうか・・・とわからなくなるような雰囲気です。長崎の町全体が、そういった異国情緒に溢れていますね。
延宝5年(1677)、隠元禅師の高弟木庵(もくあん)の弟子である鉄心(てっしん)により、創建された聖福寺ですが、現在、諸堂の荒廃が進み、修理を必要とされています。
大雄宝殿の修復募金のページもありますので、どうかご協力よろしくお願いいたします。
さらに、以前友人に見せてもらい、いっぺんに虜となりすぐに取り寄せました、聖福寺のご住職が作られる普茶料理の本があります。
写真も、使っている器もとても美しく、色鮮やかな中国風の精進料理は、臨済宗の精進料理とはまた違い、興味深いものです。こちらもどうぞよろしくお願い致します。
長崎の教会群を世界遺産に!という運動をがんばっておられるようですが、黄檗宗寺院も皆さまお忘れ無きよう宜しくお願い致します!
次回長崎入りする際には、残りの黄檗宗寺院も是非とも訪れてみたいものです。