少し間が空きましたが、長崎では黄檗宗の聖福寺をお参りした後、信徒発見の舞台としても有名な、大浦天主堂を訪れました。
江戸幕府によるキリシタン弾圧、信仰の禁止、司祭や神父、教会などのよりどこを失うという艱難辛苦を堪え忍び、長きに亘り信仰を守り伝えてきた隠れキリシタンが、1865年、自身がクリスチャンである事を新しく海の向こうよりやってきた神父に告白した歴史的な教会です。
長崎は禅とも縁の深い土地ですが、どうしても教科書で学んだキリシタンの色々が印象深く、昔読んだ遠藤周作さんの『沈黙』が頭から離れませんでした。キチジロー!
長崎より帰りましてから、「はて、『沈黙』は実家に置いていたかな?!久々に再読したい」と実家の本棚を探そうとしましたら、『神は沈黙していない』という、宗教家・五井昌久先生の本が真っ先に目に入ってきました。
題名だけをみましたら逆の事を言っているようですが、そうではないですね。
どちらも読んでみるとしましょう。