神長官守矢史料館 -長野県茅野市-

131031-1.jpg長野・諏訪探訪記のつづきです。
諏訪大社といえば、御柱祭が日本の三大奇祭として有名ですが、その他にもその祭祀に古くは神々に多くの生贄を捧げた事でも知られます。
そんな祭祀の事を知るべく訪れたのは、諏訪神社上社の神官の一つである「神長官(じんちょうかん)」を明治時代まで勤めてきた守矢家の資料館。

131031-2.jpg今回の展示では、守矢家の先代当主と岩波文庫創始者、岩波茂雄の交友についての展示もあり、意外な繋がりに驚いた次第。
諏訪という土地の生み出す人物の面白さに着目する事ができました。
諏訪生まれといえば、こちらの資料館は、守矢家のすぐ近くに生家がある建築家、藤森照信氏の設計で、その建築を再訪し、感じる為にも今回は是非とも訪れたい場所の一つでした。

131031-3.jpg資料館近くの茶室・高過庵

上社の本宮・前宮、下社の秋宮・春宮全てを参拝し、満足のいくお参りとなりました。

余談ですが、藤森氏の建築といえば、私が最もオススメしたいのは、静岡にあります浜松市秋野不矩美術館。インド好きとしては秋野不矩さんの絵も心惹かれてやまないものがあり、大好きな美術館の一つです。