高野山や紀伊国一之宮などの伝統ある社寺が多く残る神仏混淆の地、紀北(和歌山県北部)。
そんな紀北にスポットを当てた“いのりとみのりの旅”キャンペーンが12月13日まで開催中です。
私も先日、丹生都比売神社にお参りさせていただきましたが、このキャンペーン中には、平成のご造営にて、本殿の第1殿・第2殿の檜皮を葺き替え、彩色の塗り替えをなさっているご様子が、間近から拝めるのでした。
その他の寺社でも、期間中のみの特別拝観や行事などが開催されており、先日も根来寺の大塔内での阿字観体験にお邪魔してまいりました(この事につきましてはまた後日ご紹介予定です!)。
日本人は、その暮らしの中で、神道や仏教の教えや行事に自覚も無いままに触れている事が多いわけですが、いにしえより神も仏も尊ぶ地にて、改めて日本人を、自身をみつめる機会を持たれてみてはいかがでしょうか。
何らかの宗教を信じなければならないというのではなく、日々のくらしの中で、何を大切にしてゆくと良いのか、そういった芯の部分に気づけるきっかけとなる気が致します。
残念ながら臨済宗・黄檗宗寺院は含まれませんが、そんな事は関係無く、日本の歴史や宗教、信仰に関心を抱いている私としましては、こんなにも楽しいキャンペーンはそうは無い!と思っています。
さらに、“いのり”だけではなく、“みのり”情報も満載で、紀北の美味しい物からその土地を理解するという楽しみ(これは煩悩ではなく、“学び”でしょう!)までもが付いてきます。
関西にいらっしゃる方は、京都や奈良、滋賀も良いですが、和歌山にも目を向けてみてください!