高野山へ

 

131217-1.jpg先日も、大分の僧堂の老師が、檀家さんが四国八十八ヶ所の参拝に行きたがるのだとお話されていらっしゃいました。

日本におけるお大師さん信仰は、日本全国津々浦々まで届いているかのごとく、京都の小さな路地にあるお堂でも、毎月21日(お大師さんの月命日)にはご開帳し、近所のおばあさんが御守をされて、皆が参ります。

かく言う私も、年に一度は高野山へのお参りをと思っていたりします。
今年は秋の紅葉の頃だったせいか、世界遺産に登録されているせいか、多くの日本人のみならず、海外からの人も多く、山一体が不思議な力に満ちた高野山の地には、人が溢れていました。
車で向かうにも、列車で向かうにも、「ちょっとそこまで・・・」とはゆかない地ですのに、多くの参拝者が耐えない事に不思議さを抱きつつ、自分もその一員ではないか・・・とふと我に返るのでした。
お伊勢さんに高野山、日本人の信仰のふるさとのような感覚を覚えています。