ほんとうは山へ分け入り、生ける草花を採取!が夢なのですが、都会ぐらしではままならぬ為、花屋へでかけます。
京都には比較的、野山の枝もの、和花などを扱う店が多く在り、店の主から色々と教えていただく事も多く、助かっています。
まず、研究所玄関には、寒桜の一枝と椿を。花器は西岡義弘作。
書架のあいた箇所には、なごりの老爺柿(ろうやがき)を。備前の小西陶古窯の花入れに。
そして家には、ゆく秋を惜しみ、冬を迎える気持ちをこめて、老爺柿と椿を生けています。
花器は土楽窯・福森道歩作の徳利です。
花はその場の気を変えてくれます。
私にとっては、日々のくらしに三度の飯と同じくらいになくてはならぬものです。