鹿ヶ谷にある南禅寺派の霊鑑寺は、ことに椿で有名な寺である。
1654年に、後水尾天皇が皇女多利宮（第一皇女梅宮は、奈良円照寺の開山）を開山とし創建された寺である為、その後も代々皇女が入寺されていた門跡寺院だ。
秋の紅葉、春の椿が美しい時期にのみ公開されるのだが、それがまもなくだということで、心待ちにしている。
後ろの山を借景し、鳥のさえずりが絶え間なく、現在も静寂の内にひっそりと佇んでいる。
日光椿は、現在このように咲き誇っていた。他の椿の具合はいかがなものかと気になって仕方がない。
哲学の道には、みつまたの花が。
山茱萸の花も満開です。
