縁あって和歌山のお寺の津送に

今年の一月に本ブログに別のスタッフが記事にしていますが、和歌山県のとあるお寺の寺史と建物や什物の写真を一冊にまとめた本を委託され、現在制作にあたっています。

そんなおり、このお寺の閑栖和尚様が遷化されました。このお仕事のご縁があって、私どもも津送に拜請をいただきましたので、片隅に参列させていただきました。

遠路のこともあって前日よりお招きいただき、シーズンオフの白浜温泉で一泊。目の前の太平洋は、凪いてなんとも静かでした。

2014-04-16-17.42.45.jpg

翌朝、お寺へ移動すると、各地から多くの僧侶、檀信徒、親類縁者がお集まりになっていました。見知ったお顔の方もおられ、旧交を深められているように思いました。これも亡き閑栖さまのご縁だろうと思います。

2014-04-17-09.37.56.jpg津送として、元粛に三仏事が執り行われましたが、秉炬導師は南禅寺派管長の香南軒中村文峰老師がおつとめになられました。もう85歳かと思われますが、香語の最後の一喝は力強い気迫を感じられました。
一旦退堂して、新忌斎という、いわゆる四十九日の法要も営まれ、無事円上。終わって出斎となり、小田長の精進料理をご馳走になりました。

滋賀の自坊のつもりで冬衣にウールの白衣で出頭してしまった私は、式中、汗ばむほど。そういや和歌山は暖かいのでした。