建仁寺で行なわれた栄西禅師遠諱記念の坐禅会にお邪魔してきました。
まるで冬に戻ったかのような寒い朝でしたが、引き締まった空気の中に響く警策の音は清々しいですね。
続いて厳かに栄西禅師の降誕会法要。
さらに、駒澤大学・花園大学兼任講師の舘隆志先生による講義を拝聴しました。お話は、栄西禅師の著書『未来記』を軸にしたもの。『未来期』の評価の変遷を見ながら、歴史の中で「日本禅宗の祖」という概念がどう変化していったのか、豊富な史料を用いてわかりやすく教えていただくことができました。
会場では、季刊『禅文化』最新号(232号・特集「栄西禅師と建仁寺」)の先行販売もさせていただいたのですが、お陰さまでさっそく多数の方にお求めいただき、本当にありがたいことでした。
ちなみに、建仁寺のお坊様がたが、通りすがりに「お!」と反応されていたのが表紙。一般にはあまり馴染みがない絵画ですが、いまも建仁寺の大事な法要に現役で用いられている絵を取り上げました。この絵についても、表紙解説で詳しくご紹介しています!舘隆志先生の論文も収録しておりますので、ご興味おありの方は宜しくお願い致します。
お求めはこちらから宜しくお願い致します。