「事業の繁栄は天・地・人により、また人間の完成は智慧と慈悲と勇気の三つが整ってのみできるものである」として創業された株式会社ミツトヨ。
その創業者、沼田惠範師の「世界の平和は人間の完成によってのみ得られる。人間の完成を目指す宗教に仏教がある」との理念により、私財を投じて設立された【仏教伝道協会】。
あまり聞き慣れない協会かもしれませんが、日本のホテルではもちろんの事、他の仏教国に訪れますと、英語版や現地の言葉で書かれた、『仏教聖典』を幾度もみかけた記憶があります。皆さんもそんなご経験がおありではないですか?
この度、そんな仏教伝道協会から発刊されております、仏教を学ぶための本(普及版)の八正道シリーズの中の、“正語”を、弊所所長・西村惠信が執筆させていただきましたのでご紹介させていただきます。
普及版というだけあって、ほんとうに求めやすいお値段で、さらに仏教の歴史や教えが詳しくもどなたでも読み易い文章によって紹介されていますので、私も何冊も持っています。
仏教ってなに?お釈迦様はどんな事を仰っていたの?このお経はどんな事が書いてあるの?この仏様にはどんなお力があるのだろう?
そんな、当たり前に抱けど、なかなかどのような本を読めば良いのかがわかりにくい疑問にも、答えてくれるシリーズがたくさん揃っています。
出版されている本をずーっと見ていきますと、あなたの今の心に合った「あ、これが読みたいかも・・・」という本がみつかるような気がします。
お求めはこちらからどうぞ。
【もくじ】
握りしめず 取らず とどまらない
言うは易く 行なうは難し
縁によって生じ 縁によって滅びる
得難くして移り易きはそれ人身なり
恩を知るは是れ大悲の本
物も言いようで角が立つ
中道に立つ
信仰が人間の最上の富である
衆生の迷 根本は我見なり
自己に向かって見究めよ
法を灯火とし よりどころとせよ
心ここに在らざれば 視れども見えず
仏法と申すは道理なり
慈悲に生きる
一つとして わがものというものはない
仏法をあるじとし世間を客人とせよ
握れば拳 開けば掌
求めるところは少なくあれ
心はたくみなる画師のごとし
愚かにして愚かさを知る
師に二種有り 一には法 二には人
恥を知るは勇に近し
生ぜしもひとりなり 死するも独りなり
煩悩の火はおのれを焼く
涅槃の城には信をもって能入となす
人のなげきを我が嘆きとす
過ぎ去った日のことは悔いず
怒った人びとに対して怒らない
この生死はすなわち仏の御いのちなり
忍の一事は衆妙の門
和願愛語