久松真一記念館 再訪

140715-1.jpg6月に開催の禅と文化の旅にてお邪魔しました、岐阜市の久松真一記念館。禅と文化の旅の折には時間の制約がありましたので、今度はゆっくり堪能したく、再訪して参りました。

禅と文化の旅の時はどくだみの季節。今回は半夏生が我々をお玄関で出迎えてくれました。

前回とは違うお軸をかけていただき、貸し切りの状態で友人3人とゆっくり、お床や茶室や書斎、先生のお父上が作られたという職人顔負けの茶器や仏像なども心ゆくまで拝見。館長の久松定昭さんともゆっくりお話させていただき、充実の滞在となりました。

近頃では、裏千家関連の冊子に久松先生の特集が組まれた為、お茶人さんの訪問が多いのだとか。茶の湯を学ぶ者に、先生の禅風はどのようにうつることでしょう。先生が生きておられたら、私の茶に対する姿勢をどう仰るだろう・・・考えている時点で一刀両断されそうですが、そのような事を意識しつつ、私も茶の湯の道を学んでゆきたい所存です。

さて、最後に少しご紹介。
最近友人に勧められて読みました、精神科医・加藤清先生の『この世とあの世の風通し』という本にも、久松先生の禅風と、一種突き抜けた存在であった事が偲ばれる文章が出て参りました。この本については、また詳しくご紹介できればと思っています。

なお、記念館は予約制です。岐阜近辺にゆかれる際には是非お運びください。