通勤路のたのしみ

毎年のようにご紹介しているかもしれません。
この季節になると必ず出勤前に参拝するお寺があります。

140725-1.jpg立本寺さん(京都市上京区・日蓮宗のお寺です)です。
この花ほど、蕾から花が咲き、枯れゆく姿、枯れた後まで美しい花が他にありましょうや。

140725-2.jpg140725.jpgちょうど雨の後で、葉に残るしずくが玉の如く。季節的には違いますが、禅語の“秋露白如玉”を思いました。

*秋の朝、葉の上の露が玉の如く丸くなっている光景。露は紅葉の上ではあかね色に、青葉の上では緑色に姿を変えます。その露の性質を、無我に徹して自由自在にあらゆる立場に身を置く事のできる理想的な修行者とみている禅語です。

140725-3.jpgこの花を仏様の台座に・・・と考えられたのもわかりますね。ちょうど台座のような形で咲く一輪に遭遇できました。

140725-4.jpg散った花びらにもうっとりしてしまいます。

140725-5.jpg枯れてなお・・・花材にも良いですし、蓮の実納豆にも!!!
先日ご紹介しました黄檗宗萬福寺さんの名物です。なんでも隠元禅師が作り方を日本に伝えられたのだとか。こっくりとした、栗のような豆のような滋味深い味がしますよ。ご参拝の折にはお土産にされると珍しく喜ばれると思います。