現在約300を数える弊所の刊行物ですが、残部希少となっている書籍もございます。その中で私がおすすめしたいのが、小川隆先生著『語録のことば 唐代の禅』。
「禅には興味があるけれど、禅の書物は難しそう」とお考えの在家の皆さんに、是非お読みいただきたい一冊です。
“多くの禅籍の通読から、唐代禅の問題関心の推移と連関を読み取り、その脈絡のうえに個々に問題を位置づけ、それらを相互に結びつけながら読み解いていったもの”(『禅文化』バックナンバー図書案内より)
と言われるとやっぱり難しそうに聞えてしまうかもしれませんが、
研究会の成果を反映しつつ、禅籍(漢文)に初めて触れる方にも読み進めていただきやすい、素敵な本だと思います。はるか遠い時代(しかも外国)の話なのに、登場する禅僧の活き活きとした姿が目に浮かんできますよ。
残部希少ということで大きく宣伝はしておりませんが、お電話やネットショップで取扱中です。