平安神宮での月釜

141021.jpg恐らくほぼ毎日・・・、土日は絶対にどちらかで釜が掛かっている(茶会が催されている)と思われる京の都。
久々に空いている休日に、ちょっとでかけてみましょうと、平安神宮内の茶室にて毎月第二日曜日に開催されている月釜(お茶会)にお邪魔してみました。

良い季節にはすごい人混みだろう・・・と、前は通れど実はお参りさせていただいた事も無かった平安神宮。朝早い事もあってか、訪れる人もまばら。茶席もさほど待つ事も無くお席に通されました。
その日は奈良の先生で、石州流のお席。自身が稽古するのとは違う流派のお席というのは、道具に対する考え方や所作の違いを知り、改めて自身の流派を見直す機会ともなり興味深いものです。

余談ですが、片桐石州といえば、大和小泉城主。大名茶人ですが、ことに奈良にあります彼が創建した臨済宗大徳寺派の寺院、慈光院の庭は有名で、弊所の季刊『禅文化』にも、京都造形芸術大学非常勤講師の町田香先生にご執筆いただいた事があります。
私はまだ訪れたことがありませんので、この茶会を機に、是非一度足を運ばねばと思った次第です。