曹洞宗の名刹、高岡は瑞龍寺を参拝しました。
こちらは、加賀藩二代藩主・前田利長の菩提寺で、江戸時代初期の創建。
総門から法堂までが一列に配置され、左に禅堂、右に庫裡、そしてそれらを回廊で結んでいるという禅宗特有の伽藍様式を今に残しています。仏殿・法堂・山門は国宝、総門・禅堂・高廊下・回廊・大茶堂は重要文化財に指定。
瑞龍寺大工棟梁山上善右衛門嘉広が印可した秘伝書に掲載されているという禅宗七堂伽藍人体表相図からすると、各お堂が人体の主要な部分に相当するのだとか。
興味深いものです。
ネットで調べていますと、山門までは砂利が敷き詰められ、山門を入ると芝生が植えられているようですが、これはもう、雪の季節が一番美しいのではないかと思わされます。
そしてこちらの禅堂、現在は修行僧はいらっしゃらないとのことで、一般の坐禅に使われているのだとか。なんとも贅沢な空間ですね。
色々と寺院を訪ねていますが、やはり禅宗寺院のスッキリ、凜としたたたずまいはことのほか惹かれるものがあります。
また、この高岡市には、臨済宗本山・国泰寺さんもあります。以前訪れましたので今回は参拝しませんでしたが、高岡市を訪れた方には是非とも臨済宗・曹洞宗の名刹両方を参拝いただきたいものです。