韓国 -民俗村 鳥-

カササギ

カササギという韓国の国鳥である。旅行中、韓国各地でみかけたし、この民俗村でも近くで見ることができた。木の上には巣もみつけることができた。
尾が長く、羽と腹の一部分は白で、ほかは青みのかかった黒い、カラス科の鳥。
カシャカシャと大きい声で鳴くのも聞こえた。
日本のカラスよりは若干小さいであろうか。
韓国では幸運をもたらす鳥として親しまれているという。

カササギ

調べてみると、このカササギ、日本では佐賀県のみにて生息し、なんと佐賀県の県鳥になっているという。どうやら秀吉の朝鮮出兵の際に誰かが連れ帰ってきたものと考えられる。
旅行中、何度も秀吉が朝鮮出兵で遺した傷跡を知ることになったが、こんなところにも関係していたとは。


村内には、鳥が放し飼いされていた。
日本も30年以上前ならば、田舎でのこんな風景も珍しくなかったものだ。

ガチョウ

ニワトリ

さて、村の中央には、漢方ならぬ韓方薬局が遺されていた。詳しくは知らないが、もちろん同じ東洋医学であるから、処方などは同じようであろうけれど、同じ「かんぽう」でも漢字を使い分けているところが、意外ではあった。言われてみれば当たり前ではあるが。

韓方薬局

また、この近くの広場では、伝統技であるチュルタギという綱渡りをしたり騎馬曲芸などの公演も行なわれていた。広いが、まったく飽きさせない。