JRの新快速が停まる駅。京都駅から30分という近場でありながら、初めてきちんと訪れてみた近江八幡。駅を降りるとまっすぐのびる道のその先には、八幡山が鎮座。なんとも気持ち良い気が満ちています。
八幡山の麓・日牟禮八幡宮を中心に、碁盤の目となった町並みには、渡来人文化、信長開基の寺に近江商人の屋敷、そして洋風のヴォーリズ建築。
いろんな要素が驚くほどしっくり溶け込みあい、どこを歩いても退屈しない町なのでした。
本日は日牟禮八幡宮の写真をご紹介。
国の選択無形民俗文化財となっている二大火祭「左義長まつり」と「八幡まつり」の折にも是非参拝してみたいもの。
個人的にはやはり能舞台が気になります。この能舞台の改築竣工にあたり、明治32年(1899)に、「応神天皇が近江八幡の地にてふたつの日輪を見た」という言い伝えから、日觸詣(ひむろもうで)という能が創作されたそうです。
長年披露されなかったようですが、平成5年の薪能の際に演じられたのだとか。
それ以降は薪能も無くなり、この舞台も使われていない模様。その土地にまつわる話より作られた番組、是非とも薪能を復活していただき、大切に伝えていっていただきたいものです。
つづく