おはようございます。
大分の寺社(宇佐神宮・真木大堂・熊野磨崖仏)をご紹介しておりました、大分は国東半島六郷満山シリーズ。
本日は天念寺です。やはりこちらのお寺も、平安鎌倉時代に修験道を重んずる天台寺院として栄えたようです。
山の断崖に沿うように作られたお堂。茅葺きも崖に沿い、それは見事。このようなお堂を拝見するのは初めてです。
こちらのお堂(講堂)では、毎年旧正月に修正鬼会(国指定重要無形民俗文化財)が行なわれます。
千年以上もの間、近隣の六郷満山の天台寺院住職たちにより守り伝えられた儀式。
今年の修正鬼会は2月25日だったようで、松明を作っておられた村のおじさん達が「25日においで~」と。私は22日までの滞在でしたので残念ながらお邪魔できませんでしたが、これは是非とも一度鬼会の日に参拝してみたいものです。
豊後高田市のHPに、修正鬼会の画像が載っていました。是非ともご覧になってみてください。
川中不動。修正鬼会の最初にこの川へ入り、身を清めるようですね。強い力で加護してくださりそうです。
講堂やお不動さんを堪能し、帰ろうとしましたら、松明を作っていたおじさんが「ここ来たらあれ見なきゃ~、見える?」と…。
無明橋。修験道の行場でもあるお山が、天念寺の後方に。鎖場をゆくと、あの橋を渡る事になるそうな。
絶壁を登った頭頂部に、なにやら祠らしきものも見えていますね。
禅の修行も興味深いものですが、密教の修行もまたしかりです。