宇佐神宮 -大分県宇佐市-

150305-1.jpg大分神仏参拝の旅。
熊野磨崖仏、真木大堂に続き、全国に44,000あるとされる八幡さまの総本社、宇佐神宮です。
さすがに旅行で訪れる団体参拝者の数も多く、境内はにぎわっています。
美しい雰囲気の建物に惹かれ、人気の無い道をゆくと、能舞台でした。

150305-2.jpg調べてみますと、毎年10月20日に、風除報賽祭(ふうじょほうさいさい)と呼ばれるお祭が開催され、8月7日の風除祭と虫振祭にて豊作を祈願した者たちが、今度は豊作の御礼として奉納するものだとか。
遠つ神笑み給み(とおつかみえみたまみ)」と唱えながら、太鼓や横笛に合わせて円陣を組んだ男性が躍るのだとか・・・。
どのような雰囲気なのでしょう。大陸から伝わった舞楽、能楽の基礎となるような素朴な踊りなのでしょうね。とても興味深いものです。

150305-3.jpgさらに、10月21日には、宇佐神宮御神能として、能楽が奉納されるのだとか。宇佐観世とよばれ、独特の能楽の文化がこの地方にもある模様。
能楽堂で観るお能はもちろん好きなのですが、やはり本来神社などで奉納されたのが元ですから、神域というに相応しい清らかな空気の中で拝見してみたいものです。
地方へ旅する時は、こういった奉納がある日を目指して参拝してみようと心に決めました。