おはようございます。
麟祥院さんでの宝物調査、つづいております。
あまりに美しい椿がたくさん咲いているので、まずは麟祥院椿図鑑を。
椿の種類は2000以上もあるといわれ、さすがに私も数種類くらいしかわかりません。
そして、お昼をいただきに外へ出たりするのですが、すぐ近くにとても気になるたたずまいの和菓子屋さんが。
壺屋さん。屋根のところにも、のれんなどにもツボツボの紋が。これは気になる!と、中へ入ってみますと、壺の形をした最中や、ツボツボの形をした最中が。ほっこりするような雰囲気なのですが、職人の手仕事のきっちり感もあり、一目で気に入り、ホテルでいただこうと買って帰ってみました。
どうですかこの感じ!? あんこがたっぷり入っていて、なかなかに食べ応えがありそうだと思いましたが、上品なお味ですぐにお腹の中へ。
こちらのお店、明治維新で大店が「徳川さまにお世話になったのだから」と店を閉じてゆく中、勝海舟に「みなが壺屋の菓子を食べたいと言っているから続けるように」と言われ、今に至るのだとか。
京都とはまた違った江戸の歴史を垣間見るようで、宝物調査の出張といえども、その他諸々学ばせていただいております。